あけましておめでとうございます。
毎年、今年の目標を掲げることは何回かあるけれど、だいたい1週間もせずに忘れました。
初詣に行った時に、今年の目標を3つくらい述べたけど、結局何を言ったか思い出せません。記憶があやふやになりました。
家族の健康を祈ろうと思います。今年はそういう年なので。
私は後厄に突入しました。
あ、新しい目標を思いつきました。
「文章を書くのが上手くなりたい」
ですかね。
私は文章を書くのがあまり上手くないので。
あ、他に目標があったことを思い出した。
今年は100冊本を読みたいです。
昨年も同じ目標を掲げて、無事19冊を読みました。
全然、届きません。
多分、今年も100冊読むことはありません。
ちなみに、直近で読んだ本は、カズオイシグロの「日の名残り」です。とても良かったです。
物語の構成がとても綺麗でした。話の展開と語ってる環境と天気の組み合わせもばっちりはまってるし、本人の語り口も情報の出し方もめちゃくちゃうまい。俺が言うのもおこがましいけど、この人小説書くのめちゃくちゃ上手いよ。
それと「これ、本当かぁ?? ちょっと語り手盛ってるだろ」と疑いながら読む読書は、正直結構おもろいのでおすすめです。
カズオイシグロって、日本にルーツがあるけど、別に日本語で文章書いてないし、ノーベル賞受賞した時も、私は「これ日本人の受賞に含めていいのか? イギリス人の受賞じゃね?」と思ったりしました。
確かに、本人が日本に対して、アイデンティティがあるなら、それは本人がそう思ってるんだろうし、それは否定するべきことじゃないと思います。それに、俺の中にある小さなナショナリズムなんて、ちんけなものさ。
ただ、「日本人の作家がノーベル賞」ともてはやされたおかげで、日本の本屋にカズオイシグロの本が並べられ、私が「おっ、話題な割に、あんまみんな読んでないから、読んだらマウント取れるし、読むか」と本を買って読むことができて、私が「すげー」となっているので、効用は高いと思いました。
それとこう言う大家って、意外と著作の数が少ないから全通しやすそうで、コスパ良さそうだなと思いました。
この前「忘れられた巨人」を買いました。カズオイシグロ3作目です。まだ開いていません。
今年のうちに読むも良し。寝かせて発酵させるも良し。
今後もぼちぼちやっていきたいと思います。